どうも、ウッドストックギター教室の講師・岡本です。
この記事では、40代~50代の大人の趣味としてギターを始める場合に、挫折せずに上達する為の心構えや練習方法をお伝えしています。
ギター教室に通っていた人でも、独学で練習していた人でも、お役に立てる内容だと思いますので、思うように上達しない方は、ご一読を!
この記事を読んで分かることは、以下の目次を参考にどうぞ!
ギターは40代~50代から始めるのは遅いのか?
今回のQ&Aでは、体験前のお問い合わせで良くある
ギターを弾いてみたいけど、40代から始めても弾けようになりますか?
という質問にお答えしようと思います。
答えは非常にシンプルで、
「はい!なります!」
何故なら40代は今まで、大手のギター教室で教えていた頃に一番多かったレッスン生さんの年代だったと記憶しています。
恐らくお仕事帰りで、ギターレッスン受講していた方々だと思いますが、皆さん、上達された方がほとんどなんですよ。
もちろん、中には全く弾けなかったと挫折した生徒さんも、かなり少ないですが、居ました。
当時は、私もギター講師として試行錯誤していた時期で、力不足もあったかも知れません…。
ただし、年齢層として、どこかに偏っている訳では無かったと記憶しています。
正直、ギターを始めるのに年齢は、あまり関係ないと言うのが、私の長年のギター講師としての経験上の感想ですね。
当ウッドストックギター教室では、レッスン内容を大幅に見直してからは、挫折してしまうレッスン生さんは大幅に減少しました。
ですが、中には伸び悩んでしまい、挫折しそうになった生徒さんは沢山いました。
次の項目では、そのような生徒さんへ、当教室からアドバイスしている内容について語ろうと思います!
上達しなくて悩んでいる生徒さんには、是非とも知って頂きたい内容となっていますよ。
40代~50代の大人の趣味にギターが良い理由!
私が考えるギターが大人の趣味に良い理由をリストアップしてみました。
- 共通の趣味を持つ仲間を作りやすい
- 一人でも大人数でも楽しめる
- いざという時の芸になる
- ストレス発散に良い
- 脳に良い影響を与える
- 騒音になる心配は意外に少ない
- 他の弦楽器に乗り換えやすい
- 意外と安く始めることが出来る
大人の趣味としてダントツの人気を誇る楽器はギターとピアノです。
上記の内容で、ピアノを大人の趣味にするメリットとしても重なる部分はあると思いますが、ギターはピアノより手軽に趣味にしやすいメリットとして、持ち運びが楽な点がありますね。
最近は本物のピアノでは無く、持ち運び可能なキーボードもありますが、ギターと比べると持ち運びは相当に不便と言えるでしょう。
また、エレキとうるさいと思われがちですが、アンプに繋げないとテレビよりも騒音にならない程度の音しか出ません。
夜遅くの練習でも、ヘッドフォンなどを活用すると手軽に出来てしまいますよ。
好きな音楽を自分の力で演奏することは、ストレス発散にも良いですし疲れた心の癒やしになります。
また、ギターに限らず指を使う楽器の演奏は、認知症の予防にも良いと言われ脳の活性化に良いと言う意見もあるようですね。
昔は、音楽仲間を見つけることが難しくバンドを組むのも大変でしたが、今ではネットでのバンドメンバー募集も容易ですし、SNSを利用すれば一期一会のオンラインセッションをされている方もいらっしゃいます。
ギターを弾くことで学んだ技術や知識は他の弦楽器にも、流用できることが多いです。
特にウクレレやベースはギターより弦の数が少ないので、経験者であればスムーズにー移行または両立することが出来ることが多いですね。
ギターの販売価格はピンきりですが、近年では初心者が持つには問題ないレベルのギターが信じられないくらいに安く手に入るので、初期投資の金額もそれほど高くないので、取り敢えずお試しで始めてみるのも良いかも知れませんよ(^^)
次の項目からは、意気込んで始めてみたものの、典型的な挫折してしまうパターンと対策方法を紹介しますね。
40代~50代からギター始めて挫折するパターン!
40代~50代に限らずのお話ですが、今までの生徒さんの中で特にお仕事を、されている方に多い悩みは、
- 練習する時間が取れない!
と言う理由が断トツで多かったと、記憶しています。
大人のギター教室に通うレッスン生さんは、男女問わずに、とにかく時間がありません。
最悪のパターンとしては、自分が与えられた課題や弾きたい曲が弾けない時に、
「先生にご迷惑をかけるので…」
と、思ってしまうことです。
私は生徒さんのペースで、じっくりと、上達のお手伝いをさせて頂く事には、苦痛を感じない性格なので全然問題無いのですし、生徒さんがレッスンを通してギターが弾けるようになることが楽しいので、迷惑と感じません。
ですが、何故こうなってしまうのかを考察してみました。
ギターの上達を妨げ挫折してしまう大きな理由は、
- ギターが弾けないことへの自己嫌悪と高すぎる理想
では?と私は考えるわけです。
例えば、こんなに練習したのに、また弾けない…きっと自分には才能は無いんだ…。
あぁ、もう明日レッスンなのに全然弾けてない…うわーレッスン行きたくない…。
と言う思考パターンに陥ってしまうと、大人の趣味として楽しいはずのギターが、全然、楽しくなくなってしまってしまいますよね?
僕の経験則でも生徒さんを見ていた中でも、思ったことなのですが、ギターの場合、
- 練習の成果の実感は少し遅れてやってくる!
自分の中で理想となる、上達速度と実際の上達速度にズレがあることが殆どだと、私は感じています。
もちろん、本当にギターなんて弾けなくても、もういいや!と本当に後悔なく諦めてしまったり、やむにやまれぬ事情がある場合には、私もやめてしまったり一時中断する事を止めません。
本当に時間がないとギターは上達しないのか?
回答は「No」です。
そんなことは無いですよ
次の項目では、特に時間がない40代~50代の方がギターを挫折しない為に、おすすめの練習方法を紹介しますね。
多忙な40代~50代でも弾けるギターおすすめ練習法!
本当に時間がないとギターは上達しないのか?
答えはNoと言いましたが、Yesでもあります。
時間がないけど上達したい方に私からのアドバイスは、
「一日10分で良いので可能な限り練習を継続して下さい!」
です。
当教室で、おすすめする最低の練習時間は、出来れば毎日10分、一週間で60分以下にならないことです。
さすがに一日に10分の練習時間も持てない場合は、もしかすると今がギターを趣味として始めるタイミングでは無いのかも知れないと私は考えています。
でも、練習時間が多い方が上達するのでは?という疑問が膨れ上がると思います。
もちろん、練習時間は長い方が上達する可能性は高くなると私も長い間、考えていました。
ただし、初心者や未経験者には1日の練習時間が長すぎることが逆に良くない場合もあると、実際の経験から感じています。
趣味のギター初心者が練習をやりすぎると害になることも?
特に真面目で意識の高い生徒さんは、一つのフレーズや曲を弾けるまで、ひたすら練習する傾向にある気が個人的にはしていますし、実際に
「かなり長い時間練習したけど、やっぱり弾けない…」
と諦めそうになっているケースを多々みてきています。
自己嫌悪に陥る一番の原因は、高すぎる理想だと言いました。
このケースは、一つの曲やフレーズを長時間練習したことによって「弾ける」ことへの期待が高まり過ぎてしまった事で、弾けないと失望と自己嫌悪に陥ってしまっているのだと、思います。
このように、初心者や未経験者にとって、長時間の練習は期待値をあげすぎてしまうことがあると私は考えます。
特に初心者の方にとっては、長時間練習は指だけでは無く、精神面でも疲労も大きいです。
なので、長時間練習を一度してしまうと、
「昨日、あれだけ練習したのに弾けなかったから、今日はお休み!」
となってしまいがちです。
ギター初心者は練習時間を区切った方がオススメです!
こういった場合に最も有効な対処法が先程、お伝えしたアドバイスです。
- 「一日10分または週に60分を切らない、練習量を可能な限り継続して下さい!」
ギターの練習は、弾けても弾けなくても時間で区切る事で、確実に練習時間は積み重なり、弾けるようになるために必要な技術や脳内環境は無意識の内に蓄積されていきます。
イメージとしては、コップの中に水を貯める様に練習時間を継続して蓄積する事が重要になります。
ですが、ギターの場合は水が溜まってしまいさえすれば、よっぽどサボらない限りは水が枯れてしまう(全く弾けなくなる)事は、ほとんどありません。
一度習得してモノにした技術は、弾けなくなってしまっても、もとに戻す時間は最初より短くすみますね。
独学でしている人は、この水を貯めきる前に挫折しやすいのでは?と私は考えています。
全く弾けない状態から何か弾ける様になるまでには、この水を貯めるコップの大きさが分からないので、不安に一人で打ち勝つのが難しいのでしょうね。
また、一度、フレーズや曲が弾けてしまえば、その成功体験を元にドンドン演奏可能な曲を増やしていけば、自信もついて楽しく弾けるはずだと私は考えています。
もちろん、期待しすぎず淡々と毎日の練習を出来る人は、練習する時間を長くしてもかまいません。
練習時間と上達速度の関係は、実際は人によって様々でした。
うちの教室では、最低一日10分または週に60分の練習を続ける事が出来るのあれば、ギター上達は可能だと考えています。
人とは比べずに可能な範囲で練習するのが良いですよ!
40代~50代でギターを始めるならギター教室?独学?
近年は、大手の音楽教室でも「大人のギター教室」を打ち出した広告を良く目にします。
当教室に通う40代~50代のギターレッスン生の中には、
「当教室でギターを習わなければギターを挫折していた…」
と、とても嬉しい評価を頂くこともありました。
40代~50代のギターを始めたい生徒さんは、時間がなくて挫折してしまうと言う悩みがダントツに多いというのは、前述の通りですが、
独学でギターを練習する場合には練習だけではなく、
- 練習メニューを自分で考える
- 自力で練習する
と言う過程が必要ですよね?
ここまでで、上達できる人は正直ギター教室に通う必要はありません。
ただし、よほどの天才でも無い限りは、この後に、
弾けない
↓
弾けない理由を検証
↓
弾けない理由を改善しながら練習
の工程が必要になります。
若い時、特に学生さんが短期間にギターを上達することが多いのは、大人の方よりも時間的な余裕が多いのが理由だと私は感じています。
若い方が、
- 頭が柔軟
- 指が動く
と言われる方もいますが、若い生徒さんはギターの練習時間を多く取っているケースが多いと私は感じています。
時間があれば練習だけでは無く、
- 練習メニューを考える
- 弾けない理由を検証
- 弾けない理由を改善しながら練習
の3つを少しずつでも出来る可能性は高まります。
ただし、独学の場合だと、ココで変なフォームで弾く癖が付いてしまうこともあるので、そうならならない為にはギターレッスンなど、教えるプロに自分のプレイを見てもらう事は非常に有効です。
当教室では60代以上でギターを再開したり、始めて弾いた生徒さんも多く、受け持ちましたが、全く弾けないと言う生徒さんは皆無でした。
長年のギター講師経験から見る限り、独学では1年かけて理解できたことが、ギター教室で習うことで、たったの30分で理解できてしまうことも多々あると思います。
もちろん、理解してから弾けるまでにも、練習が必要ですが、知っているのと知らないのではギターが上達する時間は大きく変わると私は感じています。
また、生徒さんからギターレッスンで講師が実際に弾いているのを目の前で見ることで、弾けるイメージを持てるとの意見も頂きました。
以上、40代~50代でもギターを始めるのは全く遅くはない、というかギターを始めるのに年齢は全く関係ない!という私の意見でした。
この記事を読むことで、ギターに関する悩みが解消する人が増えれば幸いです。
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